バルブの基礎
一般的な自転車バルブはPresta、Schrader、Dunlopの3種。直径、コア構造、対応圧力が異なり、ポンプヘッドの互換性や密閉性に影響します。
自分のバルブを理解すれば、充填スピード、圧力精度、シール信頼性が向上し、繊細なコアの破損も防げます。
Presta
細く軽量で、ロードや高性能バイクに多い。空気を入れる前に先端の小ナットを緩め、軽く押して固着を解除。高圧に強く、狭いリム穴にも対応。
相性: 高圧ロードタイヤ、コア着脱式のチューブレス。ねじ込み式ヘッドとフレキシブルホースで横荷重を避け、コアの緩み/破損を防ぐ。
Schrader
自動車規格で太く頑丈。MTB、ハイブリッド、キッズに多い。ガソリンスタンド等で空気/ゲージが利用しやすい。
相性: 低圧・大容量タイヤ。流量が多く、ブースターと併用するとチューブレスのビード上げがしやすい。
Dunlop(ウッズ)
欧州の一部で一般的。専用ヘッドやアダプターが必要。密閉性は良いが地域外では戸惑うことも。シールしない場合はDunlop対応ヘッドや適切なアダプターを確認。
アダプターとポンプヘッド
- デュアルヘッド:PrestaとSchrader両対応。多くのミニ/フロアポンプに搭載。
- Presta→Schraderアダプター:自動車用チャックやスタンド空気の利用が可能に。
- Dunlopアダプター:適切な噛み込みと密閉を確保。取扱説明に従う。
- ねじ込み式ヘッド:コア保護に有利で、高圧制御がレバーヘッドより安定。
漏れと破損を防ぐコツ
充填時は指でバルブを支え、真っ直ぐにポンピング。着脱式コアは軽く締める(締め過ぎはネジ山を傷める)。
割れたロックナットや摩耗したパッキンは交換。高圧でヘッドが外れるならねじ込み式へ。
トラブルシューティング
- すぐ漏れる: Presta先端が閉まっている/コア緩み。先端を開けて軽く押し、コアを再締結。
- ヘッドが密着しない: ヘッド不適合、アダプター不足、硬化したパッキン。交換か潤滑。
- 圧が上がらない: チューブレスのビード未着座/ヘッド漏れ。ヘッドを掛け直し、必要ならコアを外して流量アップ。
